「戦乙女の槍-声劇-」第6話中編出演者様への謝辞
 

○Holy様、Keisuke様、珠洲基 机様

縁の下の力持ちの兵士さんズです!
Holy様には長いお付き合いを良いことに「あのぅ、ボイス足りないのでください」と厚顔無恥なお願いを繰り返し(あ、でも今回は(おひ)ないです!)、Keisuke様や珠洲基様には目立たない、しかも台詞の意味さえ聞き手には判らない兵士ボイス収録に長期間お付き合いさせる――――という悪魔のような所業は今回も平常運転デスヨ!!

でもそれがないとうちは駄目なのです〜〜〜(汗)!!
主役クラスの皆さんの演技力は確かに素晴らしい!素晴らしいけれど、それでも声だけで表現するメディアでは、主役だけでは物語の重厚さを出すには絶対に足りない!
キューやカシューくん達が共和国兵士に襲われたり斬り殺されそうになった時、逆に彼らの陣地へ襲撃する時、相手側の雄叫びや悲鳴がなくても主役達に「 今だッ!敵は崩れたぞ!!」等々のそれっぽい説明台詞を吐かせれば声劇として成り立たなくはないですが、不自然さはどうしても拭えません。台本上では気がつかなかった「 合いの手(「うっ」とか「ぎゃっ」とか「うわっ」等々)」なんかは、編集してる段階でしょっちゅう欲しくなり、どーしてもガマンできない箇所はリテイク連絡が済んだ後でも役者さん から無理矢理強奪することも多々あります(汗)。←最悪。
でもそのくらい会話ってのは「双方向」でないと不自然なんですよね。 だからこそ共和国兵士の声が当企画の戦場場面には絶対に必要なのです。

正直なところ聞き手からすればHoly様、Keisuke様、珠洲基様が演じる共和国兵士は印象に残りづらい役柄だとは思います。役者さんからすれば物足りない配役なのは間違いないでしょう。
それもそれが一度か二度の出演ならまだしも、延々延々つき合わされているとなりますと…ある意味拷問に近いんじゃないかと(汗)。
それなのにお三方は不平も不満も仰られず、長期企画にご自身のご都合が着く限りは毎回きちんとボイスを提出してくださるんです。ヘボ企画にとってはなくてはならない本当に大切な存在です。

今回はいつもより出番は少ない共和国兵士ズですが、彼らの叫び声や雄叫びがカシューくんを取り巻く狂気のありようを間違いなく 盛り上げて魅せてくれています。
もしも機会がありましたら今一度 、共和国兵士が登場しているシーン03を視聴してみてください。
共和国兵士の声があるとないとでは全く違う雰囲気になると、意識して聞けば気づくことができることかと思います。

○凜廻様、梶原士玖真様

当企画では凜廻様には殺される少年少女(おひ)を何度も演じていただいております。
今回は銃砲運びに使われている民間人と言っても良いような幼い少女兵士役ですが……「ァマスゥォコク……(教皇様…)」と塹壕の影にかくれて怯えるあの呟きをお聞きいただけましたか?!
どう聞いても「小さな女の子」でしかない存在を”襲う”カシューくん、悪鬼ですね!鬼ッ、悪魔!
「何あっさり黒たんに操られてるんだよッ!だからアンナさんのわんこに成り下がるんだよっ(私怨)、この根性なしがァアアアッっ!!」
と思わず怒鳴りたくなるほどに、シーン03で狂気と恐怖の対比がくっきり浮かび上がったのは、まさしく凜廻様の熱演があったればこそでしょう!

とにかく凜廻様のお声は可愛い!可愛くて、スパイスに儚さが振りかけられ、目を閉じれば「なんであんた戦場にいるのさ」と思うような 、「ごく普通の少女」を凜廻様が演じてくださったおかげで、
「こんなん敵じゃないよぅ〜〜」
と編集しながら泣けてくる、「戦争の理不尽さ」を自分は今回も感じることができました。
視聴された皆様もそのように感じてくださったのではないでしょうか?

そして梶原様。ぇええ、梶原様デスヨ!
「ウソっこ言語」が実在にある外国語みたいに演じれるスーパーネット声優梶原様!!
共和国女大尉役の時も白目になりましたが、今回も冴え渡る滑らかな喋りに、ボイスの単独視聴をした瞬間からまたも白目を剥いてしまいました…。
どうしてどうやったら、ああもさらっとデタラメ言葉に情感を乗せられることができるんでしょう!凄すぎます(鼻息荒)!

個人的に「シッ、メイファ、ウラクスティム……(しっ、メイファ、見つかる……!)」というしょっぱなの一言が頭に金槌ドカーンでした。
上手く言葉に言い表せないのですが(汗)、

「うわああぁ、ほんとに「見つかる」って言ってるよー!ウソ言葉なのに意味がわかるぅうう(汗)!まじパネェッ」

と企画者にしか判らない衝撃を受けたと言いましょうか…。
そしてまたこの方も死に様演技がウマイ!
叫び、唸り、断末魔の声が、これまた凪様熱演するカシューくんの狂気と絡んで、共和国少年兵士ミンニンがくびり殺されるシーンは残酷なものながら企画者の(現時点の編集実力内で)満足のいく仕上がりになったと思います。

戦争は綺麗事じゃ済まされない。
醜くて汚くて残酷で、でも現実に確かにそれらはあり、時としてその中に10代の子供達まで放り込まれるような悲惨な世界です。
嫌悪すべき現実を、KK氏と自分がイメージするままに構築してくださった、Holy様、Keisuke様、珠洲基 机様、凜廻様、梶原士玖真様。今回も本当にご助力感謝しております!

○水瀬慮介様

「解説がないと何やってんだかわかりませんが!」がてんこ盛りのシーン各所の状況を今回もその涼やかなお声で乗り切ってくださいました!
あくまでも個人的な好み&評価ではありますが、水瀬様のお声は本当に「涼やかな」という表現がピッタリあう、耳に心地良い声質だと思うんですよね。
殺伐とした戦場の雰囲気を損ねない、「暖かすぎず、しかし氷にはならない」ナレーター役を見事に演じてくださっておられます。
そして水瀬ナレーターは他の役者さんの声の中に埋もれないっていう所が最大の特徴ではないでしょうか!これはナレーターという役柄上では、非常に重要なことだと自分は思っています!
しかしこんなに「大人っぽく涼やかなイメージ」が強いナレーターボイスですのに…………だと……あそこまで変わるとは………。水瀬様……恐ろしい子ッ(くわっ)!!!
ぇえ、まぁ何のこっちゃ意味が解らないと思いますが、第6話後編予告編公開後の予告編出演者様の謝辞内にてその辺りご説明させていただきます(笑)!

とにもかくにも、今回凡ミスでリテイク連絡後に追加リテイクを出したにもかかわらず、追加リテイク収録を快く応じてくださった水瀬様、素敵なナレーターボイスを本当にありがとうございました!
 

○媛貴様

今回もエリィさんにご登場いただきました!
エリィさんはカシューくんが元来戦闘向きではない(実際はどうなのかまだ不明ですが)ということを知っていて、彼がケントくんを喪ったままでの状態で再び戦場にでることを非常に案じています。その辺りの彼女の心苦しさを媛貴様は今回非常に丹念に演じておられました!
実は単独ボイスの時は一つ一つの台詞にエリィさんの迷いや懸念表現を後押しするような絶妙な間なんかがたくさんあったのですが、あくまで音声だけで表現する劇である以上、微妙な間合いなどはどちらかと言えばリスナー様に伝わりづらいだろうと思い、自分の独断でかなりばっさり切ってしまっております…(汗)。
「うちの企画がアニメならば、そういう演技的間合いも効果的に生かせるのに〜〜!」と無理難題な妄想を抱くほど切った部分は台本を知っている企画者としては惜しいものだったんですよねぇ…(遠い目)。
それでも、間合いを切ってスピーディーなものにしたとしても、勝ち気なエリィさんが苦悩に満ちた顔でワイス中尉と対峙し、経験豊富な中尉の口車に乗せられて反論を封じられていく様はリスナーの皆様にも感じ取れたと思います!!最低限企画者である自分には「おおお、エリィさん、迷ってる、悩んでる、ノせられてるぅう!!」がビシバシ伝わりましたよ!カシューくんが戦場で狂っていく前振りの緊迫感をエリィさんとワイス中尉の会話で表現していくのが(恐らく)KK氏の目論見だったと思いますが、媛貴様の熱演が同じく飯宮様の熱演と噛み合って、企画者が思った以上の良シーンになりました!
媛貴様、今回もお忙しい中でのご参加、本当にありがとうございました!

○飯宮隼人様

ワイス中尉です。ワイス中尉!でも共和国兵士1の方だったりします……。
ねー、ちょっと信じられますかッ、奥さん(おひ)!
あの野太い声の共和国兵士1さんが、こんな狡猾でクールで目つきの悪そうな(と妄想)黒い上官をも演じてるなんて……一発目に単独ボイスを聞いた自分は目が点になりましたよ…!他の方もそうですが、演技をする人って本当に凄い!!

うちのような長期運営企画では話の途中で新キャラを出そうと思いますと、キャスティングに非常に苦労するのです。と言いますか台本作成時にKKたんが思いつきで(ぇ)「あ、ここに新しい人 出したらどぉ!?」とか言いだしやがりますからすから…「ええ、今から依頼しても間に合わないかもしれないですよぉ!つっか、新規開拓する時間+依頼する時間+返事が来る時間を考慮すると絶対間に合いませんが!!」な間抜けな状態になりますので、どうしてもサブキャラの方々に1人何役も無理にお願いするという形になってしまうのですよね。ですから演技的に被ることがあっても仕方ない、と毎回思っているのですが――――――いやぁ、これがすごい!「えー、声質は確かに同じだけど、全然イメージ違うじゃん!うひょぉああ!」な驚くボイスを皆さんが毎回提出してくださるんですよ〜!
特に今回の飯宮様ボイスはその豹変ぶりが(ぇ)1ランク上だと心底思いました。兵士1さんのお声を聞き慣れている自分やKK氏ならば「あ、飯宮様の声だ」と気づくことは可能ですが、声劇視聴回数の少ないリスナー様なら「一発目の視聴では絶対同一人物だと気づけまい!」な妙な自信を抱くほどです(鼻息荒)!
黒たん以外の明白な悪役が目立たない当物語の中でぴりっとウマすぎるスパイスを振りかけてくれたワイス中尉…台本しか見てなかったときは「嫌なやつ〜」だけだったのですが、お声を聞いてファンになりました(笑)。話の展開上、今後ワイス中尉の出番は多分ないと思いますが、機会があればまた見て(聞いて)みたい、と思う良演技を提出していただき、飯宮様ありがとうございました!
 

○杉宮加奈様

アンナさんは自分の天敵です(ぇ)。彼女の行動原理自体は結構理解できるのですが、いざキューの立場になって見ますと、彼女の行動言葉一つ一つに(企画者のくせに)過敏反応して沸点が一気に低くなって、毎度のように台本を見ては暴れてしまいます。←感情移入しすぎ。
そんなアンナさんを今回も台本通りに、クールビューティに杉宮様は演じてくださいました!

感情が薄い、平坦な物言いが常のアンナさんですが、カシューくんと接する時は「このクソアマ…豹変しやがってぇええ!くそう、かぁいいじゃねぇかっ(ぐつぐつ)!!」と企画者である自分が苛立ち捲るほどの(ツン)デレっぷりを発揮してくれます。キュー贔屓の自分としてはそうされる度に「むきゃああァァ!!」なんですが、編集者のきゅうさんは「そこがイイっ!」っと喜んでキューを煽るような編集に勤しむわけでありまして〜〜〜…つまり杉宮アンナ恐るべし、と(笑)!

杉宮様のアンナさんは、いつ聞いても「ああ、アンナさんだなぁ…」と思ってしまう「冷たさ」があるんですよ。
冷たいって言いますと言葉が悪いので、「軍人として己が立っていることを決して忘れない彼女の姿勢をいつも声の演技に含ませてくださってる」と言った方が善いかもしれません。
しかも今回は憎々しい(笑)なりにも、年齢が15歳設定のアンナさんですから、微妙なかぁいらしさが杉宮様の演じる声から滲み出ていませんでしたか?!個人主観ではありますが、カシューくんとナユタん(キュー)と若アンナさんが初遭遇した時のアンナさんの第一声は、やはり数年先のアンナさんに比べますと幼さを感じて「ぐぅ………かぁいい〜〜」とハンカチを噛み締めてしまいました(おひ)。
シェザ・アンナというキャラはかなり演じるのが難しい部類に入るキャラだと思います。
一見クールで感情を見せない人なのですが、全編にわたってそうではなく、キューが女の第6感を働かせてしまうような仕草もセットで表現しないといけないのです。そこのさじ加減を杉宮様は今回もバッチリ演じきってくださいました!!

個人的にはシーン06のアンナさんの去り際の「フフっ」が妙にお気に入りです。
アンナさん自身は決してナユたんに攻撃的ではないのです。冷たいばっかりじゃない、女の子としては多少(そうとう?)歪んだ人生を歩んではいますが、それでもそれ相応の仕草をどこかに必ず出している人だけに、あの「フフっ」のかぁいらしさが「キたっ!」という感じで填りました(ぐっ)。

杉宮様、今回も自分を沸騰ものにさせてくださる演技をご提供いただきありがとうございます!
 

○真也様

ケントくんです。地味なんだか派手なんだか、死んだ後の方が陽気じゃないのかとかなんとか、そこら辺突っ込み入れたい方も多いんじゃないかのケントくん!いやぁ、今回も填りすぎですよね!
ケントくんってのは17歳という子供以上大人未満の年齢であって、陽気さと子供らしさを持ち、そして死ぬ前から大人びた思考をしていたのが、エインヘルヤルになってからそれがより強化されている存在です。
現時点での声劇上ではどちらかと言えば「ギャグ&解説担当」ですので、特別「大人びた姿」を出す必要はありませんが、 それでも真也様の演技は企画者には「その片鱗が十分見える!!」ものなんですよねぇ…(しみじみ)。
キュレィ相手に突っ込みやフォローをしている時は快活、軽快、世話焼き少年のイメージが強いのに、たった一言の「カシュー…」や「こらえろ」等の短い台詞だけで自分には「ごく普通の少年」と同時に、「どこか遠くを見つめる憂う顔の”男”」の影も見えちゃうのです。二重人格ではなく、明暗の落差がありすぎるでもなく、「自然と」エインヘルヤル、ティモン・ケントがそこにいる――第6話中編では見事に企画者の思惑通りの存在を作り上げてくださいました。
その上、そのケントくんは声質も物言いも主役クラスの男前っぷりであるにも関わらず、主役のカシューくんと全く被らない強い個性を感じさせる演技力がまた イイッてなものでしてっ!!
片岡様や凪様同様、ケントくんのはまり役は真也様しかいない!と断言したくなるほど、今回も頼りになる兄貴っぷりを演じていただきありがとうございました!
ラストのラスト、キュレィの劣勢を挽回するカギを彼が握っているらしいのです(KK氏の垂込みによれば)。その時も今回の調子で兄貴をよろしくお願いいたします!

○あいごん様

くろたんです。くろたん。
KK氏が毎回狂喜乱舞する黒い男(?)黒たん!!
今回もその黒さは絶好調で、全体の編集は苦労しましたが、くろたんの加工編集はその中でも比較的楽だったように思います。
なんて言いますか、エコーをかける前のあいごん様の元音声を聞いていると凪様の時同様、「どうやって黒たんがきゅーに嫌がらせをするか…………う、うふ、うふふふ。思いついた〜」と (自分の)十八番の分身黒たん攻撃イメージがドドーンと膨らんじゃうんですよね〜。←キュー贔屓でも編集中は容赦ない人。

個人的に今回は黒たんの「笑い声」を黒夢師の演技の中で一押したいです。
笑い声、笑い声こそが黒たんの余裕の証、あの嘲笑声がキュレィに叩きつけられると「悪役いた――――!!」的な強い存在感を感じませんか?!
その存在感は音声を加工したから出るものなどではなく、あいごん様の演技が重く黒い「黒夢師」を構築しきってくれるからこそある !、と自分は思っています。またその笑い声 を何バージョンも送ってくださるので(他の台詞もですが)演出構築がよりやり易く、編集者としてこれほどありがたいことはありません(拝み)。
目立った悪役がいないこの物語の中での唯一の影の重鎮黒夢師。次回がラストです。
チンピラ三下ではなく、強大な壁として戦乙女の前に立ち塞がる最高に格好いい悪役を育ててくれたあいごん様に最後まで黒たんをお任せしたく、次回もよろしくお願いいたします!
今回も素敵な演技を提出してくださり、どうもありがとうございました!!
 

○凪佳二様

第七話中編のカシューくんについて一押しな演技はやはり「狂気」ですね!
ケントくんを喪い、自暴自棄になるところのエネルギーを”誘導されて”敵にぶつけていく、凪様の演技は見事にそれを表現してくださいました!
目を閉じれば、血走った目のキサラギ少年が白い息を吐き出しながら雪山を一歩一歩、歩む姿が自分には簡単に想像出来たのです。それ故カシューくんの演技演出は凄く簡単でしたね。

台本にあるKK氏の「このキャラはこんなコトしてます」指定をほとんど無視して―――――と言いますか台本を見ることなく編集したので(見とけと)結果的に無視した形になったのですが(笑)―――さくさく編集演出が構築できました。ま、まぁ思いつくのは簡単でも、実際の動きは激しく鈍かったですが……(汗)。
個人的に一押しな場面は共和国少年兵士ミンニンを惨殺してるところ!
あのカシューくん、すっごく恐かったですよねっ!!?
台本上ではひたすら滅多刺し(それはそれでヒドイ(汗))をしているというシーンだったのですが、編集していて頭の中で「ザスザス刺した後、首根っこ掴んで頭をガンガン地面に叩きつけて 殴打のち絞殺」というこれまたヒドイ妄想が思いつくほど、こう聞き手をノせまくる演技だったと思います(鼻息荒)!!

かと思えばその後のカシューくんのボケっぷりの落差が凄い(笑)!!
狂気に染まって居る時と同一人物とは思えないほどの反転で、編集中ずっとニヤニヤが止まりませんでした。いやだってかあぁいいんですもの、凪カシューくん!!
ジェザ少尉候補生に憧れの目を向けて、「かっこよかったなぁ…」とかなんとか言い放つ様、台本を読んでいた時も「どんだけKYっスか、この子は…」とかなんとかKK氏にぶつけた自分ですが、渡された音声をキュー音声と繋げますと、
「…きゅ、キューたん…なんてかわぃそうなっ!こ、このKYクンに惚れたがあなたの不運…。いや、でもそこが可愛いぃいい(むふー)!!」
的に台本以上にキサラギ少年の変人っぷりが浮かび上がって楽しかったです(笑)。

演技慣れしていると言ってしまえばそれだけかもしれませんが、それでも作り手が視聴者としても楽しめる演技を今回も膨大な量とともに(毎度ながらスミマセン…(汗))成し遂げてくださったことに感謝です!!
凪様、ありがとうございました!!
 

○片岡みちか様

このところキューたんが地味で申し訳ありません(汗)。ヒロインなのにケントくんと漫才してるとか、こそこそ隠れて戦ってるとかそんなのばっかりですよね…。
戦うシーン自体は結構華やかな出番だとは思うのですが、その戦いをキュレィとケントと黒たん以外知らない〜って状況は微妙に地味なイメージが拭えず……。
どっちかって言いますとダークなコトばっかりしてるアンナさんの方がキャラ的に目立っているような気もっ(ごろごろごろごろ)!!
ま、まぁ、今は溜の時期なのですがっ!
溜めて溜めて溜めて最後にドバーっと一花咲かせる出番があります!―――――――多分(おひ)。

出番的にはちょっと問題のあるヒロインですが(ほろり)、それにしても片岡様演じる戦乙女キュレィはキャラの安定感バッチリで、毎度の事ながらリテイクを出す隙がありません。
オフラインで顔を突き合わせての演技収録となれば、その場であれこれ修正が効くためリテイク要求も多くなるかもしれませんが、当企画においてはオフライン収録では「出来るだけリテイクを出さない」という掟の下に収録をお願いしております。それ故に片岡様のこの安定感が頼もしい!!

さらにシーン07における前半の嫉妬まくりのギャグっ娘と、後半の戦乙女的な雰囲気を醸し出しつつ、迷うキサラギ少年 に対して「手を引いて導こう」とする真っ直ぐな少女の演技ギャップなんかが、もうもう個人的にツボって溜らないのですッ!!
カシューくんが共和国少年兵士達をあくまで「殺すべき敵」と叫び荒れ狂っていた時のナユタ(キュレィ)の「カシュー様…」という相づち 。あれはカシューくんの一方的な喋りが連続で続かないようにという意味合いも兼ねての配置なのですが、ただ呼びかけるだけの一言の裏にナユタんの感情が見え隠れしていて (という風に自分は受け取りました)、編集してみると台本上ではなかった情景が構築でき、「片岡さんすげぇ…(くわっ)!!」と白目を剥かされました。
前半あれだけぼけぼけしてても、キめる所は決める。「戦乙女」という存在の一般的なイメージから外れていても、「根本はごく普通の女の子」、でも「戦乙女という特殊な存在でもある」というキャラ設定のキュレィを今回も忠実に再現してくださっているのがキャラを作った作者としては嬉しくて溜りません!と言いますか自キャラなだけにキュレィ贔屓が激しい自分ですし(笑)。
これだけ長期間ずるずるとお付き合いさせた(汗)唯一のメリットである、「役柄に慣れて性格を深く理解し、キャラ立てをしっかり確立させている」が今回も高い次元で達成されていることに企画者として感謝しております。

片岡様、今回も可愛い格好いぃ頑張るキュレィを素敵に演じてくださりありがとうございました!!
 

モドル