○Holy様、Keisuke様、珠洲基 机様
縁の下の力持ちの兵士さんズです!
Holy様には長いお付き合いを良いことに「あのぅ、ボイス足りないのでください」と厚顔無恥なお願いを繰り返し(あ、でも今回は(おひ)ないです!)、Keisuke様や珠洲基様には目立たない、しかも台詞の意味さえ聞き手には判らない兵士ボイス収録に長期間お付き合いさせる――――という悪魔のような所業は今回も平常運転デスヨ!!
でもそれがないとうちは駄目なのです〜〜〜(汗)!!
主役クラスの皆さんの演技力は確かに素晴らしい!素晴らしいけれど、それでも声だけで表現するメディアでは、主役だけでは物語の重厚さを出すには絶対に足りない!
キューやカシューくん達が共和国兵士に襲われたり斬り殺されそうになった時、逆に彼らの陣地へ襲撃する時、相手側の雄叫びや悲鳴がなくても主役達に「
今だッ!敵は崩れたぞ!!」等々のそれっぽい説明台詞を吐かせれば声劇として成り立たなくはないですが、不自然さはどうしても拭えません。台本上では気がつかなかった「
合いの手(「うっ」とか「ぎゃっ」とか「うわっ」等々)」なんかは、編集してる段階でしょっちゅう欲しくなり、どーしてもガマンできない箇所はリテイク連絡が済んだ後でも役者さん
から無理矢理強奪することも多々あります(汗)。←最悪。
でもそのくらい会話ってのは「双方向」でないと不自然なんですよね。
だからこそ共和国兵士の声が当企画の戦場場面には絶対に必要なのです。
正直なところ聞き手からすればHoly様、Keisuke様、珠洲基様が演じる共和国兵士は印象に残りづらい役柄だとは思います。役者さんからすれば物足りない配役なのは間違いないでしょう。
それもそれが一度か二度の出演ならまだしも、延々延々つき合わされているとなりますと…ある意味拷問に近いんじゃないかと(汗)。
それなのにお三方は不平も不満も仰られず、長期企画にご自身のご都合が着く限りは毎回きちんとボイスを提出してくださるんです。ヘボ企画にとってはなくてはならない本当に大切な存在です。
今回はいつもより出番は少ない共和国兵士ズですが、彼らの叫び声や雄叫びがカシューくんを取り巻く狂気のありようを間違いなく
盛り上げて魅せてくれています。
もしも機会がありましたら今一度
、共和国兵士が登場しているシーン03を視聴してみてください。
共和国兵士の声があるとないとでは全く違う雰囲気になると、意識して聞けば気づくことができることかと思います。
○凜廻様、梶原士玖真様
当企画では凜廻様には殺される少年少女(おひ)を何度も演じていただいております。
今回は銃砲運びに使われている民間人と言っても良いような幼い少女兵士役ですが……「ァマスゥォコク……(教皇様…)」と塹壕の影にかくれて怯えるあの呟きをお聞きいただけましたか?!
どう聞いても「小さな女の子」でしかない存在を”襲う”カシューくん、悪鬼ですね!鬼ッ、悪魔!
「何あっさり黒たんに操られてるんだよッ!だからアンナさんのわんこに成り下がるんだよっ(私怨)、この根性なしがァアアアッっ!!」
と思わず怒鳴りたくなるほどに、シーン03で狂気と恐怖の対比がくっきり浮かび上がったのは、まさしく凜廻様の熱演があったればこそでしょう!
とにかく凜廻様のお声は可愛い!可愛くて、スパイスに儚さが振りかけられ、目を閉じれば「なんであんた戦場にいるのさ」と思うような
、「ごく普通の少女」を凜廻様が演じてくださったおかげで、
「こんなん敵じゃないよぅ〜〜」
と編集しながら泣けてくる、「戦争の理不尽さ」を自分は今回も感じることができました。
視聴された皆様もそのように感じてくださったのではないでしょうか?
そして梶原様。ぇええ、梶原様デスヨ!
「ウソっこ言語」が実在にある外国語みたいに演じれるスーパーネット声優梶原様!!
共和国女大尉役の時も白目になりましたが、今回も冴え渡る滑らかな喋りに、ボイスの単独視聴をした瞬間からまたも白目を剥いてしまいました…。
どうしてどうやったら、ああもさらっとデタラメ言葉に情感を乗せられることができるんでしょう!凄すぎます(鼻息荒)!
個人的に「シッ、メイファ、ウラクスティム……(しっ、メイファ、見つかる……!)」というしょっぱなの一言が頭に金槌ドカーンでした。
上手く言葉に言い表せないのですが(汗)、
「うわああぁ、ほんとに「見つかる」って言ってるよー!ウソ言葉なのに意味がわかるぅうう(汗)!まじパネェッ」
と企画者にしか判らない衝撃を受けたと言いましょうか…。
そしてまたこの方も死に様演技がウマイ!
叫び、唸り、断末魔の声が、これまた凪様熱演するカシューくんの狂気と絡んで、共和国少年兵士ミンニンがくびり殺されるシーンは残酷なものながら企画者の(現時点の編集実力内で)満足のいく仕上がりになったと思います。
戦争は綺麗事じゃ済まされない。
醜くて汚くて残酷で、でも現実に確かにそれらはあり、時としてその中に10代の子供達まで放り込まれるような悲惨な世界です。
嫌悪すべき現実を、KK氏と自分がイメージするままに構築してくださった、Holy様、Keisuke様、珠洲基
机様、凜廻様、梶原士玖真様。今回も本当にご助力感謝しております!
○水瀬慮介様
「解説がないと何やってんだかわかりませんが!」がてんこ盛りのシーン各所の状況を今回もその涼やかなお声で乗り切ってくださいました!
あくまでも個人的な好み&評価ではありますが、水瀬様のお声は本当に「涼やかな」という表現がピッタリあう、耳に心地良い声質だと思うんですよね。
殺伐とした戦場の雰囲気を損ねない、「暖かすぎず、しかし氷にはならない」ナレーター役を見事に演じてくださっておられます。
そして水瀬ナレーターは他の役者さんの声の中に埋もれないっていう所が最大の特徴ではないでしょうか!これはナレーターという役柄上では、非常に重要なことだと自分は思っています!
しかしこんなに「大人っぽく涼やかなイメージ」が強いナレーターボイスですのに…………だと……あそこまで変わるとは………。水瀬様……恐ろしい子ッ(くわっ)!!!
ぇえ、まぁ何のこっちゃ意味が解らないと思いますが、第6話後編予告編公開後の予告編出演者様の謝辞内にてその辺りご説明させていただきます(笑)!
とにもかくにも、今回凡ミスでリテイク連絡後に追加リテイクを出したにもかかわらず、追加リテイク収録を快く応じてくださった水瀬様、素敵なナレーターボイスを本当にありがとうございました!
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