ボイスドラマに20の質問/KK回答


01. ボイスドラマの名前とその由来/意味を教えて下さい。

 
「戦乙女の槍―声劇―」
 由来は、とあるPBCのメインヒロイン(?)が戦乙女な槍使いだったので(安直)。
 「槍を持って歩く者」の名をもつ半神半人なヒロインが、あまりにも違い過ぎる立場の男と出会った後の半生を描くみたいなお話だからです……ということにしました。今(えええ)

02. そのボイスドラマのジャンルとあらすじを教えて下さい。

 
ファンタジー硬派近現代戦争アクション恋愛愛憎嫉妬ギャグジャンルです(どんなん)。
 
20世紀初頭相当の架空文明圏で続く戦争を生きるある軍人と、ファンタジーバリッバリな世界で生まれ育った戦乙女とがひょんなことから出会って互いの人生や過去、未来に深くかかわっていくという恋愛物語です……たぶん。

03. 作品の制作期間はどれぐらいですか?またそのドラマの話数などを教えて下さい。
 
 
原作にあたるPBCはまだ完結していません。作品そのものはもう100年くらいかかっても終わらない気がしてきましたが(ヲイ)、ボイドラ版は、PBC版の序盤をピンポイントに取り上げたもので、最終的に次回第6話後編で終了予定……たぶん。1年かそこらのつもりが、4年引っ張ることになったってことですねぇ。

04. 現在状況を教えて下さい。

 
第6話中編で、次回のクライマックスへの最終段階にきた……はずです。たぶん。

05. 物語を思いついたきっかけを教えて下さい。

 
戦争まみれの世界を10年以上生きた過去を持つ男と、まったく異なる世界、立場に居る女が一緒に歩こうとしたとき、どんなことになるんだろうというような、「愛は違いをどこまで乗り越えられるのか?!」的な妄想がきっかけです。北欧神話のヴァルキリーがもし時空を超えてどんな時代、どんな世界にも湧いて出られる能力があったらこんな話ができるかなーというようなものだったかと……たぶん。

06. シナリオで一番がんばったのはどのようなところですか?

 
PBCのログのまるごとコピーから、ボイドラとして起承転結的に楽しめる形式にすべきだと遅まきながらに思ったあたり(第3話あたり)から始めた、書き下ろし(っぽいけどログがベースの)台本部分です……たぶん。

07 シナリオで一番難しかったのはどのようなところですか?

 
短くまとめることと、起承転結を維持すること、毎回見せ場やヒキ、オシを用意して、次回どうなるんだろうというところをリスナーに感じてもらえるように台本を構成することでした。このあたりの難しさは、いまだそれが達成できていない現状が物語っています……スンマセン。

08. CMがある場合、どのようなことを意識して作りましたか?

 
初代CMを見ると、いかにボイドラをナメてたかが丸わかりで穴があったら入ります。初代は試行錯誤だったものが、最近ではようやく、見せ場に至る伏線部分などをチラリズムの感覚で見せなきゃならんのだと気付きました(遅)……スンマセン。

09. この作品の中で一番お気に入りのキャラクターを教えて下さい。
 
 
黒夢師。黒たん、と呼ぶほどお気に入りです。一家に一台(一人?)いると生活が豊かになることうけあい。……ヒールや脇役キャラが大好き過ぎる性質でホントスンマセン。

10. こだわった/苦労した効果音などはありますか?

 
戦争によって大きな内的傷を負った主役級の男性キャラの大変っぽさに説得力を持たせるため、戦争・戦闘関連の描写はムダにこだわりました。その結果、鉄砲の発砲音、着弾音、擦過音などにこだわったため、それを実際に編集したり探したりした相方はエラい大変な苦労をしていました。ええ。要望言うだけなら簡単です。もういろいろスンマセン。

11. こだわった/苦労した音楽はありますか?

 
ここでこの曲来たらインパクト大! と想定していたものが、想像以上のデキと配置になった部分でしょうか。明るい曲で凄惨なシーンを描くというのには個人的にかなり弱いのです……たぶん。

12. 編集で一番がんばったのはどのようなところですか?

 
相方に丸投げ主義共和国(何処)の住人なので、横から「もっとああしろよーこうしろよー四の五の言い訳してないでとっとと手動かせよーそこもっとがーっとがーっと!ずばばばーっとだろうよー」と言いたい放題注文を付けることにがんばりました!……もうなんかすんごいスンマセン。

13. 編集で一番難しかったのはどのようなところですか?

 
自分のイメージしていた戦闘シーンが、実際編集しようとする相方にまったく伝わらなかったとき。感覚的に言葉だけで伝えるってのはすんごい大変です。共同企画者との間だけでもこんだけ苦労したんだから、丸投げ外注とかした場合はイメージどおりになんかまずいかない、って痛感しました。

14. 一番お気に入りのシーンを教えて下さい。

 現時点では、各キャラの死に場でしょうか。とくに、第5話後編、第6話前編では登場人物が多く倒れます。仲間がどんどんいなくなっていくダメージが蓄積されていく主人公格のキャラを描写することで、シャレにならん傷を負ったということを表現したかったために、死に場や悲壮シーンには相当リキ入れました……相方の編集への注文に(ダメじゃん)。

15. 今までもらった感想で一番嬉しかったものは何ですか?

 
次はどうなるんだろう、という、物語の先への期待をされたとき。

16. 企画全体で一番がんばったのはどのようなところですか?

 
相方と意思の疎通を取るためにあらゆる努力と譲歩と激突と懐柔と丸投げと道連れと自爆と狂気と爆笑と転げ回りを続けつつ、かなりの部分で相互理解ができる段階に至るあらゆるプロセスでしょうか。

17. 企画全体で一番うれしかったのはどのようなところですか?

 
この長きにわたって、見ず知らずのメインキャストの方々からご協力を得ることができたということです。いやもうなんかホントいろいろ感謝ッス。

18. 企画全体で一番つらかったのはどのようなところですか?

 
とくにつらかったことはありません。が、強いて言えば、制作期間が自分の都合で長くなってしまい、その分ご協力いただいた関係各位にはもうエラい勢いで引っ張りまくってしまったことです……もうエライスンマセン。
 
19. 企画全体の反省点を教えて下さい。

 習作前提で試行錯誤で始めた割にボイドラをナメてて泥縄的に事に当たったのは猛省すべき部分です。
 処女作なら、もっとコンパクトに短編で始めるべきで、いきなり大風呂敷広げ過ぎたのは完全にKKの自爆です……。

20 このボイスドラマで一番伝えたかったことは何ですか?

 
愛は、世界を救う!
 ……え? マジですよいやホント。