違い過ぎる世界で、違い過ぎる人生を歩んできた二人が出逢った。
互いにとって知らぬ世界で出逢った二人は、そこで惹かれ合い、
共に生きることを誓う。
だが、少女は知った。
男の中に潜む闇の存在を。
少女はその闇の深さが男の過去に起こった苦しみそのものだと知り、
戦乙女として男を救うため、その槍を振るうことを決めた。
男の深い闇は、それを排除せんとする戦乙女を傷付け、苦しめ、
幾度となく戦乙女をただの少女へ追い詰めてしまう。
どんなに辛い試練が立ちはだかっても、
それを乗り越えようと立ち向かう少女は、
いつしかその背に宿るほんとうの羽根とともに羽ばたけるのだろうか――― |