迫撃砲
手榴弾二つ分くらいの小型榴弾を筒状の携帯可能な小型射出器で上方に射出、放物線を描いて敵上方から着弾させる小型砲の一種。通常、2名一組で操作する。
発砲炎
銃砲などの火器を射撃した際に銃口・砲口から吹き出る火炎。夜間における戦闘では、この発砲炎を目安に敵の位置を把握する。
羽根飾り
キュレィの頭部に装着されている羽根飾り。キュレィが指先で三度弾くと、戦乙女本来の衣装、装備に変身可能。
ファニア
ザシャト少将の侍従。カイの姉。ユーニィの妹。
フィーン
女性。色白、赤毛ポニーテール、巨乳。第357号慰安所に勤務する娼婦の一人。カハラをザヴちゃんと呼び、“ご主人様”と主張している。淡い桃色のスカート丈短い露骨なメイド服調の「仕事着」を着用している。キサラギ二等兵の身体を当初は狙っており、そのためPCキュレィを最初は見下していた。その後キュレィの「手腕」を覗き見することにより、その技術力とチカラを目の当たりにして態度が一変、尊敬するようになってしまう。連続して何度も溺れ切ったままキュレィの身体を貪ろうとするキサラギ二等兵を引き剥がし、強引に眠りにつかせようとしたり、キサラギ二等兵との接触を求めるウォティス親衛軍中尉率いる屈強の兵士たちを翻弄する一面も見せる。エィミエィミィと呼び、カハラを奪い合ったことからかライバル意識を持っているようだが、実際のところ頭が上がらない。キュレィキサラギ二等兵の浴室内における婚儀の誓いを(覗き)見ていた唯一の人間。お尻近くの右足太股にホクロあり。公国暦580年11月の第357慰安所の火災時に行方不明になる。
フスト村
カディアナス男爵領北部の村。公国暦580年11月、キサラギ二等兵が初陣後最初に立ち寄った村。親衛軍の野戦指揮所として村全体が徴用されていた。ウォティス親衛軍中尉から、初陣での戦闘詳報について査問じみた尋問を受ける。その後、「閣下」と呼ばれる初老の男とともに現れたシェザ=アンナ少尉候補生を見かける。
噴進弾
ロケット砲により射出されたロケット弾のこと。歩兵携行用の使い捨て携帯噴進弾は公国暦580年前後の戦場から使われるようになった。
分隊
軍隊における部隊を編成する単位の一つ。ティザン陸軍では一つの分隊は4〜8名で編成される。通常、分隊長には下士官が就く。
兵役
ティザン公国陸軍の兵役は2年間単位。1年に一度1週間程度の休暇が与えられる。公国暦580年ごろの時代は兵役を終えた者でも数週間と置かず再徴兵されることが多かったほか、大多数の者が志願して継続的兵役に就いた。
兵士
下士官以下の階級に属する兵員の総称。二等兵、一等兵、上等兵、伍長、軍曹、曹長を指す。将校は“兵士”と呼ばないが、まれにキサラギ中尉のように兵隊上がりの将校を指して「兵士」と呼ぶことがあり、この場合は主に蔑称として通じることが多い。
防弾衣
ベスト状になっている防弾チョッキ。いわゆるボディアーマー。特殊な合成繊維などでできている場合が多い。一般の兵士にはほとんど普及しておらず、陸軍の特殊空挺師団や、水軍の水兵隊などの特殊部隊に集中的に配備されている。軽量化を目指し、口径9mmの拳銃弾程度の貫通を阻止するものから、小銃弾やマグナム弾の貫通を防ぐ重量級のものまで多種存在する。通常、重量級の防弾衣は水軍の艦船の乗組員などが装備する。
北部国境地帯
ティザン公国北部の国境地帯のうち、天上山脈の標高が比較的低い地点であるカディアナス男爵領の北部を指す。キサラギ=カシュウスの故郷マイカ村はこの北部国境地帯に存在する。大半が山の斜面に広がる森で覆われており、ところどころ傾斜の緩い地点が点在し、そこに集落が存在している。